ネタバレ無し PS4第十三機兵防衛圏レビュー
konozamaを食らって発売日から二日程遅れてからプレイを開始
つい先日、エンディングを見ました第十三機兵防衛圏のレビューです
プレイ時間:35時間
どんな方にオススメ?:PVやパッケージイラストを見て惹かれるものを感じた人だけ
加えて、テキスト系ゲームやSF関連のメディアへの経験値が低ければ低い程良いです
最初の記事でも書きましたが私はアラフォーのオッサンです
そしてロボット物は大好きなので体験版をやらずにAmazonでポチりました
アトラスだしヴァニラウェアだし大丈夫だろうというのもありますが・・・
そんな昭和生まれの人間がプレイ中盤からエンディングを見た時に思った事があります
それは、このゲームは発売が20年遅かった・・・
当たり前ですが、そのような思いに至る経緯はちゃんとあります
それは私が学生の頃に発売してたゲームは、プレイステーションやセガサターンが現役バリバリの時代
この頃は、シナリオを推すアドベンチャーやノベル系のゲームの黎明期と言っても過言では無いでしょう
私がプレイしただけでも久遠の絆、この世の果てで恋を歌う少女YU-NO、Eve burst error、逆転裁判123があります。アダルトになれば雫、痕等々・・・・そこから少し時は経ちますが、ひぐらしのなく頃に、428、シュタインズゲートもプレイ済みです。マヴラヴオルタネイティブは、一応クリアしましたが、あまりに回りくどすぎてちょっとしんどかった・・・
私は未プレイですが他にも代表的な作品としてやるドラシリーズ、Desire、スーファミの時代に遡れば弟切草、かまいたちの夜があります。後は、月姫やFateも忘れてはいけません。
さてさて、そんな感じである程度有名どころのテキスト系ゲームをプレイ済みだったり、有名なSF用語を知ってる人間がプレイしました
すると恐ろしい事に新鮮な驚きを感じられなかったのです
よく神ゲーと称されるものは、記憶を忘れてもう一度やりたいと言われる事があります
しかし本作は、SFやテキスト系のエンタメにある程度触れた人間が神ゲーと賞賛を送るには、今まで触れてきたメディアの体験を全て忘れる必要があります
ネガティブ寄りな事を書いてきましたが、それはあくまで個人的に発売したのが遅すぎたなぁと思っただけであり、本作は普通に面白いです
どんなゲームかは、公式PVを見るのが一番なので割愛します
まずアドベンチャーパートですが、構成や伏線の張り方はグッドです(まぁここが死んでたらクソゲーですね)
キャラクターはオタ向けの大袈裟な個性が無いものの、美しい2Dキャラが程よく動く事と青春物が相まって愛着がわきます
ただ難点は本作はもう一つバトルパートというものがあり、割と序盤でバトルパートに突入します
アドベンチャーパート=追想編=最終決戦までの経緯を描いており
バトルパート=最終決戦というシチュエーションなので、早い段階で13人の主人公はみんな協力する事が判明します。
つまり13人の主人公の視点で描くアドベンチャーパートの楽しみが削がれます
キャラは個性的ですが決して強烈では無い、13人は協力する事がわかりきっている
あらゆるメディアで個性的なキャラクターが溢れてしまってる現代ではかなりのマイナス要素なのですが、それでも本作はミステリーの部分でしっかりとアドベンチャーモードを楽しめます
尚、私はオタ向けのキャラが大好物な人間なので、ミステリーの部分よりもゲームプレイ中に考察した世界観の答え合わせをしていく感覚でゲームをプレイしてました
これもテキスト系ゲーム経験がある人の弊害です
後、前述にも述べたバトルパートですが、リアルタイムストラテジーです
しかし難易度はバトル開始直前なら切り替えられますので、最初は高難易度でやって、きつくなったら低難易度にできますので、シュミレーション系が苦手な方でも大丈夫でしょう
ちなみに私はストーリーを楽しむために買ったので全部低難易度で進めました
最後に重ねて言いますがアドベンチャーパートは普通に面白いです
PVやパッケージを見て、惹かれるものを感じたなら買っても損は無いと思います
逆に言えば、ロボット+SF+タイムトラベル+青春物と人を選ぶ世界観なので、何だかなぁと思ったら避けた方が良いです・・・お値段が高いので
・余談
私の推しは、男性キャラなら比治山隆俊
こいつのせいで焼きそばパンが食いたくなる
とあるキャラとの絡みに関しては唯一2019年に発売したんだなぁと感銘を受けました
女性キャラなら薬師寺恵です・・・正統派ヒロインって感じです
世界観の都合上、脇役の輪島と美和子が出てくると癒しになります